成人アトピーの原因?『隠れ食物アレルギー』②|「遅延型フードアレルギー検査」ってどうなの?

アトピー

どうも、masa-T(@freedas_)です。

今回は『隠れ食物アレルギー』シリーズの第2弾!

前回は難治性の成人アトピーの原因として、『遅延型アレルギー』の可能性があるということが分かりました。

 

 

別名『隠れ食物アレルギー』。

アレルゲンを食べてから症状が出るまでにヘタすると2週間とか時間がかかるクセ者です。

今回はその『隠れ食物アレルギー』の検査について書いていきます。

 

きっかけは統合医療のお医者さんの言葉

そもそもこのシリーズを書き始めたきっかけは、わたしが信頼する医師(統合医療のお医者さん)から、この『隠れ食物アレルギー』の検査(IgG抗体検査)を教えてもらったことでした。

そのお医者さんは

 

ドクターX
ドクターX

値段が高いから無理にはしなくていいけど、こういうのもあるよ~

 

と、ゆるい感じで教えてくれました。

結局わたしは検査しませんでしたが(高いんだもん)、

 

ドクターX
ドクターX

アトピーの人は経験上たいていコレとコレがひっかかるから少し意識して食事をしてごら~ん

 

と、親切にも気を付けたほうがいい品目を具体的に教えてくれました(笑)。

そのうえ

 

ドクターX
ドクターX

100点満点(食事から完全に除去)を目指すとストレスでかえって悪いからそれぞれの60点ぐらいを目指すといいよ~
あと、せっかく食べるなら安いのじゃなく高価でいいやつをおもいっきり感謝しながら食べるといいよ~

 

そんな『ゆるふわ感』あふれるアドバイスをいただきました。

 

ともかく、そんなこんなで『遅延型アレルギー』とその検査のことを知る。

 

遅延型フードアレルギー検査って?

グーグルで【隠れ食物アレルギー/検査】を検索してみると、たいてい『遅延型フードアレルギー検査』が出てきます。

 

内容としては、「指先から血をちょっととれば100種類前後の食品の遅延型アレルギー反応が分かる」という感じで紹介されています。

 

これは別名「IgG抗体検査」というやつで、100種類前後の食品にたいするIgG抗体の反応を調べることができます。

 

気になるお値段はなんと2万円~5万円以上!

 

もちろん実施している病院を探せばそこで検査することもできますが、実はネット注文して自分で検査することもできます。

 

天使マーサ
天使マーサ

便利な時代よね~

 

ちなみにアマゾンでは3万円弱で買えます。

こんなにお高い検査なのに、けっこうする人は多いらしい…

 

病院では遅延型フードアレルギー検査はしてもらえない?!

最近行った病院のアレルギー検査はやっぱりIgE抗体検査

おおげさでもなんでもなく、もしあなたが近所の病院に行って、「遅延型フードアレルギー検査をしてください!」とお願いしても、きっと検査してもらえません。

 

もちろん病院が意地悪なわけじゃないですよ。

『日本のフツーの病院でアレルギー検査』=『IgE抗体(時型アレルギー)検査』

だからです。

 

悪魔サヤ
悪魔サヤ

さっきから黙って聞いてりゃGやらEやらなんかのスポットか!

 

たしかにややこしいのでここで確認しておきましょう。

『IgG』抗体検査 = 延型アレルギーの検査
『IgE』抗体検査 = 時型アレルギーの検査

なにゆえフツーの病院ではIgG抗体検査をしてもらえないのか?というと、現在の医学では「食物アレルギーを診断するために、IgG抗体検査は意味がない(場合によっては悪影響)」とみなしているから。

 

例えば平成26年には、『日本小児アレルギー学会』など各アレルギー団体が、

「食物アレルギーの原因食品の診断法としてIgG抗体を用いることを推奨しない」

という声明をわざわざ出しています。

 

そうでなくても、以前から日本の医療ではIgGの検査はほとんど行われていなかったみたいです。

なんせ、検査をする会社が今でも日本に存在しないようですからね…

保険診療で検査ができない、いわゆる『自費診療』だからどうしても高額になってしまうのね。

 

遅延型フードアレルギー検査は意味がない?

海外はどうなんじゃ?と思って調べると、アメリカやヨーロッパの各種アレルギー団体や学会なども

 

メリケンさん
メリケンさん

食物アレルギーを調べるためのIgG抗体(遅延型アレルギー)検査は役に立ちまセーン!

 

 

という内容のことを言っておりまして、どうやら順番的には海外のほうが先で、ジャパンの各学会はそれにならったようす。

 

天使マーサ
天使マーサ

なんだか嫌われてるわね。なんでかしら?

 

世界中の医学会がIgG抗体検査をおすすめしない理由を見つけてきました。

日本アレルギー学会から引用します。

①食物抗原特異的IgG抗体は食物アレルギーのない健常な人にも存在する抗体である。

②食物アレルギー確定診断としての負荷試験の結果と一致しない。

③血清中のIgG抗体のレベルは単に食物の摂取量に比例しているだけである。

④よって、このIgG抗体検査結果を根拠として原因食品を診断し、陽性の場合に食物除去を指導すると、原因ではない食品まで除去となり、多品目に及ぶ場合は健康被害を招くおそれもある。

一般社団法人日本アレルギー学会

 

悪魔サヤ
悪魔サヤ

グワッ!やたらこむずかしいな!

 

なので簡単に言いかえます。

「いつもたくさん食べているものほどIgG抗体がたくさん体の中にあるのがふつうだよ?診断する意味あるの?」

「それ気にしてたら、必要なのも食べられなくなるよ?栄養失調になるよ?」

なるほど…さすがは学会。さすがは権威。

 

悪魔サヤ
悪魔サヤ

そんならIgG抗体検査は必要ねえな!一件落着!

と、ここで終わってもよかったんですが…

それじゃあんまりありきたりなんで、次回までもうちょっと突っ込みます。

題して『遅延型フードアレルギー検査の光と影』です。

悪魔サヤ
悪魔サヤ

題名カッコよすぎじゃね?

 

次回に続く。

 

 

天使マーサ
天使マーサ

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