な、なんと~
このブログが『たまちゃん』こと玉蔵さんのブログで紹介されました。
ちなみに上の記事では自然農講座の第2回の募集が告知されています。
超絶ためになるので、参加できる方はぜひ!
超残念ですがわたしは今回行けません…涙
さて、前回までは自給農法について、座学で学んだ内容を4回にわたりまとめました。
もしも読んでいない方は、まずはそっちを読んでおくと今回のお話が理解しやすいはず。
座学第一回目のリンクを貼っときます。
それでは『実習編』はじまります。
『いい苗』を見分けるポイントは3つ!
座学の終了後、参加者みんなで古民家の外の庭へ。
そこで講師のジャンさんから種まきや苗作りの実演がありました。
まずは『苗の見分け方』のレクチャー。
参加者みんな目からウロコの内容でした。
ポイント①:なるべく小さい苗を買え!
ホームセンターなどで、同じ野菜の2つの苗があったとき。
大きい苗と小さい苗、あなたならどっちを選びますか??
そう、実は小さい苗が健康的な苗の可能性が高いとのこと。
その理由は??
植物にとって生命線である『根っこ』。
その状態は土の中にあって見えませんよね。
しかし、実は地上に見えている茎や葉の状態を見ると、
見えない根っこの状態も判断できるのです。
上の図のように、植物は地上と地下で対照的な形をしているのです。
つまり、小さなポットの中で大きく育った苗は…
根っこに比べて地上部が伸びすぎていることになります。
これを『徒長』と言い、不健全な育ち方なのです。
これも感性で考えてみれば当然と言えば当然のことですね。。
だから「ただ小さければいい」のではなく、
ポットと生えている苗の『大きさのバランス』を見て判断するとよさそうです。
ポイント②:実がついてたら…「もう死んでいる」
えー!実がついてるの選んでたし!
そう思ったあなた。
わたしも今まで実がついた苗を選びがちでした。
講師のジャンさんいわく、
「もうダメだと思って、最後の力でなんとか子孫を残そうとしている状態。こういう苗は、もうほとんど死んでいると思ったほうがいいです」
なるほど…ポットと言う小さいスペースで必死に子孫を残して、
生をまっとうしようとしている姿なのですね。
言ってみれば『若年寄り』。
仮に移植しても、それから大きく育つ力は残っていないそう。
トマトは実がついているものでも強いので育つとのこと。そして『脇芽』を差せば増やせるので、収穫時期をずらせます。それでもなるべく実がないものを選びたいですね。
ポイント③:太く短く、真っ直ぐな苗を選べ!
これはけっこう常識な範囲ですね。
では実際に選ぶときはどうやって見るのか?
ということで、ここではプロであるのジャンさんが実際に苗を見るときの方法を直伝!
・太くて、『節間』(葉と葉の間)が詰まったもの。⇒苗を横から見る
・茎が捻じれておらず、葉がバランスよく出たまっすぐなもの。⇒苗を上から見る
・根がしっかりと張っているもの。⇒ポットを押してみてたしかめる
ポットを手に取って、上の3つのポイントで確かめればOK!
まとめ:『本当にいい苗』をゲットせよ!
・なるべく小さくてポットとの大きさのバランスがよく、実や花がまだないもの
・茎が太く、節間が詰まって、根がしっかりと張っているもの
・捻じれのない真っ直ぐな茎で、上から見て葉の均整がとれているもの
次に苗を買うときはぜひ、上の3つのポイントを意識して選んでみてくださいな!
この記事をまとめて思うのは、やっぱり大切なのは『感性』ですな。
あ、そういえば講師のジャンさんが言ってました。
「こうやって見ていくと、ホームセンターの苗はほとんど全滅していることが多いです。」
「できればタネから自分で苗を作るほうが吉」ということです。
そこで次回はそのお話。
ジャンさん直伝の手作りポットも出てきます。
こうご期待!
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